円安★

円の価値が下がることを円安といいます。
1ドル=100円として、為替相場が変動していき1ドル=105円になると、1ドルに交換するための金額が増え円の価値が下がります。
円安の要因はいくつか考えられますが、その一つとして原油価格の上昇があげられます。
輸入する原油の決済はドルで行われます。
例えば原油価格が上昇すれば、必要とする量は変わらなくても、価格の上昇に伴い、ドルを調達する量も増えます。
輸入企業の決済を行うため銀行は、外貨の調達が必要となり、結果として外国為替市場で外貨をカバーすることになります。
この増えた外貨買い/円売りのカバーにより円安になります。
また、季節的な要因として、海外旅行者による影響で円安になることもあります。
日本の海外旅行者は、ゴールデン・ウィークや夏休み、正月などに集中して出国します。
その際に使う分の両替やトラベラーズ・チェックの調達、買い物で使ったカードの決済などが、一時的に外貨買いを膨らませ、円安の要因の一つとなります。
円安になれば輸出企業は輸入国において、価格競争の面で有利な立場になり、結果として売上増になります。
輸出企業は、生産の増加に伴い、雇用や賃金の環境が良くなります。
海外生産を進めた大手自動車メーカーでも、国内で8割近く生産しています。
輸入物価の影響で国内でのモノの値段も上昇しますが、その分、賃金も上昇し、雇用環境も改善されます。
また円安になれば、株価の上昇も期待できます。
輸出企業は売上の増加が見込まれ、そこで輸出関連株に買い注文が集まり、株価は上昇します。
また、海外の投資家は、自国通貨高のメリットから円安である日本の株に注目し、幅広い銘柄に買い注文が集まります。
結果として、株価全体が底上げとなり、企業は活力を得ることになります。